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プロの業者が行う5種類の雨漏り調査方法の特徴
まずは、目視による調査が基本!
そのあとに、状況に応じて機材を使った調査をします。私たちは、散水調査や赤外線を使用したサーモグラフィー検査を行います。
ここでは、プロの業者が行う5種類ある雨漏りの調査方法をご紹介します。これらの方法が全てではありませんが、よく使われる調査方法です。
目視による雨漏り検査
サーモグラフィーや検査液など雨漏り検査は、さまざまな機材や道具を使うので無料で行うわけにはいきません。ただ外部目視検査は、人の目による検査なので費用がかからないことが多いです。外部からモルタル壁のヒビ割れやクラックを確認したり、コーキングやシーリングの剥がれを見つけたりといった検査が可能です。
外部から見当をつけての目視の検査なので、建物内部の状況や正確な検査を掴むことは難しいですが、基本的な検査なので、まずは目視による調査をすることが多いです。
暴風雨のような厳しい環境を作って試験する散水調査
目視によりヒビ割れ箇所などを特定できても、実際にそこから水が侵入しているかは、見ただけではわかりません。そこで、実際に水を撒いて室内に漏水が起こるかを判断するのが散水調査です。
雨や暴風雨と同じような状況を作ることで、雨漏りの箇所を特定することが可能です。自宅に備え付けられている蛇口から水道水を使用します。
赤外線を使用したサーモグラフィー検査
散水調査やレインボービュー検査は、低コストで行えるというメリットがありますが、家屋を水で濡らしてしまうというデメリットがありました。赤外線をつかったサーモグラフィー検査は、家屋に直接水や液体などをかけずに内部の状況を把握してしまおうという手段です。
赤外線カメラを通して、温度変化の分布を見ることで雨漏りの箇所と経路を知ることができます。ただし赤外線カメラといった機材が必要になることで調査費用は高額になる傾向があります。
色水(色液)を流して漏水箇所を特定するレインボービュー検査
レインボービュー検査は、外部の侵入口から色水を流し込んで、どの経路で室内に流れてくるかを特定する調査です。別名「紫外線投射発行調査」と呼ばれ、7色の検査液は紫外線(ブラックライト)を当てると発光して色が見えるようになります。
木造、鉄筋コンクリートなどあらゆる工法の建物に対応して、検査液のキットを使うため、特別な技術がいらず低コストで行えるのが大きなメリットです。
ガス(香料)にようる非破壊調査
赤外線カメラ以外にも水を使わずに雨漏りの経路をたどる方法があります。それがガス検知法です。別名「香料調査」ともいいます。
レインボー調査も散水調査も外部から内部に水を流し込む調査方法でしたが、これは建物内部から「あおりんご」と呼ばれる香りを混ぜた空気をコンプレッサーで圧入して、外部からあおりんごの香りを検出します。非破壊の調査方法としてメリットが大きいですが、機材を多く使うので調査費用は割高になります。
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