注意!雨漏りを放っておくと起こる2次被害
雨漏りは放置しておいて良いことはひとつもありません!
雨漏りは、家に雨が入ってくる1次被害以外にも、そのあとに続く2次被害が出ることがほとんどです。そのため、雨漏りを発見した場合は、直ぐに補修することをオススメします。
雨漏りは、家の中のトラブルでも非常にやっかいなもので、原因箇所や侵入経路を見つけるのが難しい上に、家の中に漏水するという1次被害だけでなく、その腐食やカビの発生などによる2次被害が深刻になるケースが非常に多いです。
ここでは雨漏りの際に注意しておきたい危険な2次被害を説明したいと思います。
精密機器への影響
家財や精密機器が水濡れしてしまうと大切なものが壊れたり、パソコンに入ってる大切なデータが破損してしまう恐れがあります。PCに入っているデータが仕事上の重要なデータであれば、物品の損傷では済まされない金銭的なダメージが生じます。
電気系統への影響
電気系統に接触してしまうと電気がショートしたり、漏電する可能性が高まってしまいます。例えば、台所の冷蔵庫やテレビの電気配線の裏側のコンセントの差し込み口のわずかな隙間に雨漏りがあれば漏電火災に発展します。もっと恐ろしいのが人に感電して死亡するケースです。
建物の腐食への影響
木造家屋にしろ鉄筋で作られた家にしろ、水に犯されてしまうと木材は腐り、鉄骨が錆びて住宅の老朽化が促進されてしまうことがあります。
天井や壁紙などにシミやカビなどが発生して、住宅を傷めるだけでなく、カビ菌はそこで生活している人間の健康にも甚大な被害を及ぼします。
ダニ、ゴキブリ、シロアリ、ネズミなど害虫の発生への影響
木材が腐食してくると、その腐朽菌の周辺にシロアリが集まりやすくなります。「雨漏りはシロアリとの関連が深い」と言われていますが、シロアリは木材の水分を栄養源として繁殖する傾向があり、雨によって濡れて水分過多になった木材は、シロアリの大好物です。
日本のシロアリとして代表的なのが、ヤマトシロアリとイエシロアリですが、壁や床、天井だけでなく、断熱材や電気配線などにも被害が及ぶことがあります。
また、湿気が好きな虫としてゴキブリやダニも発生しやすくなります。特に夏季の湿気が多くなるときに雨漏りが発生するとゴキブリが大量発生することがあります。